*クリスマスのふしぎなはこ
作:長谷川 摂子
絵:斉藤 俊行
出版社:福音館書店
税込価格: ¥780
(本体価格:¥743)
発行日: 2001年12月1日
年齢別おすすめ絵本
3〜4歳から
読んであげるなら 2歳から
ある日ぼくは、縁の下に不思議な箱を見つけます。
のぞいてみると、なんと中にはサンタさんが!
ぼくはその箱をお部屋に持って帰って、こっそりベッドの下に隠し、
何度も中をのぞきます。
サンタさんの動向が丸見え!
クリスマスの夜に、サンタさんは…。
ママやぼくの表情、そしてサンタさんのいる場所の風景、
どのページも、ちょっと懐かしい雰囲気と、
どの家庭にもありそうな空気感に、なんとも身近な感じがします。
箱の中は、まるで占い師が持っている大きな水晶玉の様。
ぼくが中をのぞきこむ時のワクワクドキドキする
胸の高鳴りが伝わってきそうです。
不思議な不思議なファンタジー。
プレゼントが待ち遠しいクリスマスの夜に読みたい一冊です。
*ヘラジカのオーラフが、
サンタクロースと友だちになったわけ
作・絵:フォルカー・クリーゲル
訳:三浦 美紀子
出版社:草土文化
税込価格: ¥1,575
(本体価格:¥1,500)
発行日: 2008年10月20日
年齢別おすすめ絵本
5〜6歳から
読んであげるなら 4歳から
かたほうのツノしかないヘラジカ・オーラフと、
かたほうの目をうしなったサンタクロースが、
どのようにして最高のコンビになったか。
2人の「アウトサイダー」をめぐる、すばらしき友情の物語。
2003年の夏に亡くなった、フォルカー・クリーゲルの絵本です。
1943年のクリスマスイヴに、ドイツで生まれ、
特にジャズ演奏家として有名になった人です。
その後も、翻訳家・研究家・イラストレーター・脚本家・映画作家としても活躍した、
超多才な作者が作ったお話は、絵本にしてはお話が長いのですが、
奥行きが深く、読み手を飽きさせません。
挿絵も躍動感に溢れ、ヨーロッパらしい画風で、お話を盛り上げます。
ちょっと難しい言葉も出てきますが、
お話の流れやシチュエーションから、小さいお子様でも理解しやすく、
新しい言葉を知るきっかけにもなるので、
まずは読み聞かせからがおすすめです。