*のはらの ひなまつり
作:神沢 利子
絵:岩村 和朗
出版社:金の星社
税込価格: ¥1,890
(本体価格:¥1,800)
発行日:1980年10月
年齢別おすすめ絵本
3〜4歳から
読んであげるなら 2歳から
今日はひなまつり。
主人公のともこは、ひなまつりをしたいと思い、
手作りのおひな様を作り始めます。
紙に絵を描いて、折り紙を切って着物を作ろうとしていると、
風がびゅーっと吹いてきて、吹き飛ばしてしまいました。
あわてて追いかけていったともこが行き着いたところは?
人間も動物もひとつになれる幼児の空想の遊びの世界で、
ひなまつりの楽しい情景をいきいきと伝えます。
14ひきシリーズでおなじみの、岩村さんの描く柔らかで優しい画面が、
心をほっこりさせてくれます。
巻末に、ひなまつりの由来が解説されているページがあり、
読み聞かせしてあげた後、大人も豆知識を得られる珍しい構成。
絵本中に登場する『たんぽぽびな』の作り方ページもあります。
たんぽぽが咲く頃、お子様の手をひいて、
野原にお散歩に行きたくなる、季節絵本です。
*ひなまつりにおひなさまをかざるわけ
作:瀬尾 七重
絵:岡本 順
出版社:教育画劇
税込価格: ¥1,260
(本体価格:¥1,200)
発行日:2001年1月15日
年齢別おすすめ絵本
4〜5歳から
読んであげるなら 3歳から
おひなさまには、子どもの幸せを願う人々の気持ちが込められています。
昔からの言い伝えですが、
小さな妹のいる男三人兄弟の三男坊が、
その妹を大切に面倒見ていたそうです。
そしてある日、目を離したすきに、妹が川に落ちて高熱を出してしまいます。
熱が下がらず困り果てていると、
それまで妹が大切にしていた木の人形が、
妹の熱を下げてくれるのです。
最近では、豪華絢爛なひな人形が主流ですが、
始まりは粗末な手作りの人形だったのです。
妹を想う、兄の切実な願いがこもった小さな人形が起こす奇跡に、
現代の子ども達も、心を動かされるのではないでしょうか?
男の子も、女の子の節句『ひなまつり』に、
また違った気持ちで参加できるようになる一冊です。
*もりの ひなまつり
作・絵:こいで やすこ
出版社:福音館書店
税込価格: ¥840
(本体価格:¥800)
発行日:2000年2月10日
年齢別おすすめ絵本
4〜5歳から
読んであげるなら 3歳から
のねずみたちに頼まれて森にでかけたお雛さま。
森の動物たちと楽しい一日を過ごします。
帰り道、雪が降り始め、家に戻ったお雛さま達は
すっかり汚れてしまいます。
こんなに汚れてしまっては、捨てられてしまうかも…
さあ、大変!
何とか、元の状態に戻らなくては!
そんなお雛さまご一行を助けたのはいったい?
お雛さまの行事の由来から離れて、お人形が自由にお出かけをするという、
ハラハラドキドキもある楽しいメルヘンストーリー。
お雛さまの目線で繰り広げられていくお話は、
小さなお子様にはたまらなく面白い展開です。
飾ってあるお雛さまを見る目がちょっと変わるかもしれません。